消費的バルーン思考

rainをプレイした

 『rain』というPS3専用ゲームを遊んだので自分語りを交えつつ軽く感想を書きます。なんでわざわざそんなことをするかというとそれなりに思い入れというか愛着があるゲームだからです。高校生くらいの時になんかのきっかけで知り、それ以来ずーっと心の片隅でやりたいなあと思っていた。その時にプレイ動画を最後まで観てしまったので初見ではない*1。深夜で課題が終わってないのに6時間くらいのプレイ動画を一気に見てしまって絶望してた様な記憶がある。やるべきことを先延ばしにする癖はその頃からいっさい治って無くて悲しい。無職期間に中古のPS3を買ったので、ダウンロード版を購入したが、それから一年くらい寝かせてしまった。というのも、しとしとと雨が降ってる休日の夜にゆったりとプレイしたかったんです。そういうゲームなのでそういうのを大事にしたかった。というわけでちょうどいい日だったのでプレイしました。

↓観て


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 3分あたりからの、タイトルが浮かぶとともに月の光が流れはじめる演出がこれまで遊んだゲームの始まり方の中でもかなり上位の好きさです。情景に合わせたテキストの置き方も自分で動かせる絵本みたいな感覚になって大変良いです。体が透明になって雨の中でしか姿が見えないというシステムも世界観にマッチしていて美しさを感じますね。DarkSouls、OuterWildsなどのような、システムと世界観がかっちりかみ合ってるゲームは機能的な美を感じるので好物です。まあ、それらとは違いストレスなくサクサク進める難易度なのでありがたかったです。クリア時間も4~5時間程度。このくらいのボリュームだと少ないとか言われがちですけど、色んなゲームやりたいので自分的にはこのくらいがちょうど良いですね。ストーリーは絵本的でふんわりしておりそんなに語るところはないんですけど、この塩梅のボーイミーツガールがかなり好物なのでとても楽しめました。エンディングも「こういうのでいいんだよ」って感じです。また、PS3時代のこのちょっと茶色くてぼんやりした感じのCGグラフィックも良いですよね。ローポリのスタイライズドなCGも良いですが、自分はこういったのが好きです。
 

 万人におすすめできるめっちゃ面白いゲームかというとそうではないと言わざるを得ないんですけど、総合的な好みで言うととても好きなゲームです。PS3を持っている人はぜひやってみてください。調べたらこのゲームのディレクターさんは現在『TokyoStories』というゲームを開発しているらしい。楽しみです。

 

さむい

*1:確か当時配信ガイドラインで終盤の配信が禁止されていたのでそれはルール違反の動画